松井道夫(50歳)、松井証券代表取締役社長。
インターネットによる株取引システムを構築し、これからの日本の経済界をリードするであろう経営者として注目されている。社長就任以来数々の改革を行い、中でも支店と営業マンを全廃して電話での通信営業にすべて切り替えた時には社内の動揺も大きく、その経営手腕に疑問を抱く声も多かった。それでも自分の判断を信じて突き進み、いまやおしもおされぬインターネット証券会社の雄として、驚異的な成長を続けている。
この人、マジすごい!一般論、婿養子って義父の七光りでパッとしないケースが多いが、彼は本当に実力がある経営者だと思う。
システムは全面外部委託。しかし、市況情報の告知といった、企業として差別化を図ることが出来ない部分は、徹底的なコスト削減を行ない、メルマガはまぐまぐで配信するなど、独特かつ理にかなった(と思えることの多い)手腕で、オンライン証券業界でアタマ1つ抜きん出ている松井証券。どうりで、うちの会社が営業に行っても受注に至らないわけだ。
番組の中での松井社長の言葉で、とても参考になった部分を挙げたい。
『自分だけの営業努力で、ひとり5億円の利益を挙げることができるのか?できない。ならばどうすれば良いのか?仕組みを変えること。ゆえに、松井証券の社員の仕事は、仕組みを作ることである。
自分ひとりが動くにはどうしても限度がある。それは僕もつくづく感じでいる。なので会社に利益をもたらすには、営業マンが動かなくても自然と売れるようになれば理想的。僕は、Eメールによる消費者とのコミュニケーション支援を通して、企業の売れる仕組みづくりを提案していることもあり、この言葉が、営業マンとして、またマーケッターとしてとても奥深く、社会人として一生探求していくことなんだろうなぁ、と思った。