›April 29, 2004

蹴りたい背中

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040429_1.jpg今日、初めてブックオフに行ってみた。地元にも古本屋さんはあるのだが、マンガばかりの品揃えで、欲しい本を手に入れることが出来ない。そんな中、友達から進められた何冊かの本のうち、綿矢 りさ著の芥川賞作品である蹴りたい背中を見つけて買ってみた。

本を買ってから、都内をクルマでフラフラドライブしている途中に、麻布十番のウェンディーズで読む。どっぷりと作品の世界に入り込んでしまい、2時間かけて一気に読みきる。

とても読みやすい作品だ。クラス内のグループに馴染めない、高校1年生の主人公ハツ(♀)と、同じくクラスで孤立していて、雑誌に出てくるファッションモデルの大ファンである、にな川(♂)。いわゆる“オタク”の部類に入ると思われる、にな川の、あまりのモデルへのハマりように思わず嫉妬してか、背中を蹴ってしまう。ハツが、にな川の部屋に頻繁に遊びに来るようになり、3人ではあったが街へライブを観に行ったりと、お互いの距離が自然と縮まっていく。
作品では高校1年の夏休みまでで終わってしまっているが、僕の想像では、その後付き合い初め、2人はにな川の部屋で結ばれていくのだろうと思っている。

この作品が芥川賞にふさわしいか否かは正直なところ分からない。ただ、少なくとも今どきの高校生の世界は、大人には書くことができないと思うし、19歳の作家の作品が、僕を高校生の心情に導いてくれた感じがする。とても楽しかった。

ブックオフで、“蹴りたい背中”以外にも、世界の中心で、愛をさけぶが売っていたので同時に買った。共に半額で買えたので超トクした気分。ブックオフ最高!楽天の三木谷社長ではないが、まさにShopping is Entertainment!である。

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