›January 01, 2006

詳しい経歴(4)

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2003年9月 三井物産株式会社入社
三井物産のEメールマーケティング支援事業を運営するチームに入社し、新規営業を担当する。
入社して一番驚いたことは、新規のテレアポが、とてもやりやすいということ。カレン時代は電話でガチャ切りされることも多く、新規で電話をかけるときにはまず“どこの馬の骨”であるかを説明しなければ全く相手にされなかった。もちろん説明しても相手にされないことが多いのだが、物産ではスンナリとアポをとることができる。それはそれは楽であった。しかし、僕も少しは大人になったのであろうか、この楽なアポ取りは必ずしも自分の実力ではないということだけは、常に肝に銘じていた。

僕が、マーケティングをまともに理解できるようになったのは、物産に入ってからであると言える。企業が何かに投資をするときには、その投資額を超えるリターンが見込まれなければならない。そんな当たり前なことを示さずに、よく営業を続けていたなぁ、とも思ってしまうが、カレン時代が“メルマガ屋”の営業マンなのであれば、物産では“ダイレクトマーケティング支援”の営業マンとして、成長できたと思う。提携しているニューヨークのネットベンチャー企業へ訪問すると、そこのCEOが口をすっぱくするほど『R・O・I! R・O・I!』と言い続けていたのが印象的だ。この考え方は、僕が立ち上げたスマートパートナーズにも活かされている。

起業をしようと思い始めたきっかけは、高城幸司さんが主宰するオルティナに参加させていただいて、自分自身の将来について考える機会をいただいたことであった。営業活動の流れの中で最も難しい、新規アポをとることが簡単にできてしまう点などから、僕のどこか頭の片隅に、“物産に食べさせてもらっているのではないか?”という意識がいつもあった。しかし、自分の力で稼いでいきたいというおぼろげな気持ちを持ってはいたが、何をすれば良いのかがわからない。

2005年の5月頃からは、前職時代の同僚と毎週のように仕事が終わってからMTGを重ね、“営業マン”であること自体をドメインに、事業をできないかと試行錯誤を重ねてきた。今もその試行錯誤は続いているのであるが、従来は“マーケティング”を通して販売することを支援していたのに対し、“セールス”に関わることで支援をするビジネスを立ち上げようという話になった。これが、物産を辞めて会社を設立しようと思ったきっかけである。

2006年1月 株式会社スマートパートナーズ設立
いい商品・サービスを作っているにも関わらず、それを訴求する力が弱いことが理由で商品が売れずに衰退していくことは、その企業にとっても、世の中にとっても大変もったいないと、かねてより考えていた。なのであれば“いい商品やサービス”を持っている、ベンチャーや中小企業の営業活動を支援し、下記2点の実現ができれば、社会貢献できるのではないかと考えたのが、スマートパートナーズ設立の趣旨である。

●“いい商品・サービス”であるが故に、それが浸透することで世の中が便利になったり、楽しくなったりするはず。
●商品・サービスが“売れる”ことにより、経済が活性化する。

スマートパートナーズの社名は、意味は読んで字の如くではあるのだが、企業にとっての、洗練された仲間となることで貢献していきたいという気持ちを込めて副社長と共に考えた。挑戦しないことで後悔するのであれば、たとえ失敗しても挑戦してみようと思い、思い切って起業を決断。正しいやり方とはいえないと思うが、先ずは会社の枠組みを作ったうえで、この1月を迎える。

よく聞かれることではあるのだが、将来的に上場を目指すつもりかという質問には、『現在は考えていない』と答えている。つまり、目指すとも目指さないとも結論付けていない。ただし言えることとしては、この経歴を書いている現段階では、上場を目指す理由は見当たらないということ。基本的なスタンスとして、株主の方向を向いて経営するのではなく、お客さんの方向を向いて仕事をしたいと考えている。その上、僕が展開する事業は、基本的に仕入れや大きな設備投資を要するビジネスではない。上場益で何十億円も稼ぐよりは、年収がMAX2〜3千万円だとしても、社会的に必要とされる事業によって、地に足のついた、息の長い経営をおこなっていきたいという気持ちが強い。